“Button Flower Blossoms Collection”, 2024
CHRISTIAN LOUBOUTIN × SHUN SUDO
1977年東京生まれのSHUN SUDOは、生と死、美しさと暴力、分断とつながりといった、人間存在に内在する複雑な境界を探求する現代美術家である。
SUDOは、戦後日本社会によって形づくられた都市·東京で育った。高度経済成長がもたらした豊かさやポップカルチャーの発展の一方で、その社会には言葉では説明しきれない閉塞感や見えない不均衡、そして漠然とした緊張感が存在していた。音楽、漫画、グラフィティ、スケートボード、ポップカルチャーに囲まれた環境の中で育ったSUDOは、その表面的なエネルギーや華やかさだけでなく、その奥に潜む孤独や葛藤、人間社会が抱える矛盾にも自然と目を向けるようになった。
幼少期から絵を描くことに強い情熱を抱き、日々スケッチを描き続けていた。また小学生時代には歌舞伎の舞台にも立ち、日本独自の身体表現や色彩感覚、舞台芸術が持つ濃密な空気に触れている。美術大学などでの正規教育を選ぶことなく、自らの表現を独学で追求し続けたSUDOは、20代でアメリカへ渡り、その後も世界各地を旅しながら多様な文化や価値観、人々との出会いを重ねていった。そうした経験の積み重ねの中で、現在の独自の表現世界が形づくられていったのである。

本展には、現代美術家として独自の歩みを進めるSHUN SUDOの現在地が示されている。
彼は、その幼少期にほんの少し、絵を描くのが好きだった母の影響もあり、油彩画を嗜んだという。自ら筆を手にして油彩画を描くこともあったが、アーティストとしての成長の過程で世界中をめぐり、ゴッホやセザンヌ、あるいは印象派の画家たちといった西洋近代絵画の巨匠たちから大きなインスピレーションを受けたことが本展の挑戦に大きく影響を与えているようだ。
一方、SUDOはストリート・アートやポップ・カルチャーからも多くの影響を受け、その縦横無尽に画面を走る輪郭線を際立った特徴とする、アクリル絵画の制作のなかで自身のスタイルを確立してきた。だが、自身の表現のさらなる拡張を求め、彼はあえて自らのイメージを創造的に破壊し、かつて幼い頃に学んだおぼろげな記憶を頼りに、油彩画へと挑戦する道を選んだ。それゆえ、本展は、SUDOがアーティストとしての自らのアイデンティティを確立する時期に蓄積したアクリル絵画の豊かな経験が、新しい気持ちで始めた油彩画のなかで開花する、新しい段階を示している。
よく知られるように、SUDOのアクリル絵画において、ポップでポジティブなメッセージにあふれた「ボタン・フラワー」のモチーフは、すでに彼のシグニチャーとなっている。本展では、その中心的モチーフは継承しつつも、SUDOの新しい展開である油彩画の数々が披露される。SUDOは本格的に油彩画の制作に着手してまだ数年に満たないが、それでも独自のセンスによって急ピッチで自身のスタイルを作り上げつつある。その証拠に、彼のアクリル絵画を特徴づけていた、くっきりとした自由闊達な描線は、ぼんやりとした不明瞭な輪郭として混じり合い、それが SUDOの油彩画に深みと奥行き、そしてさらなる表現の幅とバリエーションを与えている。
本展における SUDOの絵画の抽象度は、いずれの作品も完成度とクオリティを高く保ちながらも、さまざまに変化している。ここには、SUDOがいまだアクリル絵画と油彩画という異なる経験の融合と衝突がもたらす実験の渦中にあることを示唆し、しかし同時に、彼が — それこそ幼い頃に戻ったように — そうした油彩画の実験を心から楽しんでいることも想起させる。本展が、SHUN SUDOの現代美術家としての道のりのなかで、非常に重要な位置にあることは、こうしたことから明らかであろう。
会期 : 2026年 3月7日 – 3月29日
会場 : Ginza Sony Park











僕が描いたのは、さまざまな花のある景色だ。
世界中で見た景色と、そのなかで咲き誇っていた花々。
なにげない一瞬はもう二度とは帰ってくることはない。
僕の頭のなかに刻まれた一瞬を、僕の絵で永遠の景色に変える。
2025年のオープン前から、Ginza Sony Parkとはさまざまな取り組みを行ってきた。
そのたびに感じていたのは、この場所への共感だ。
アクティビティと余白で、人と街、人と人をつなぐ。
それは僕が自身のアートで目指していることのひとつだからだ。
今回Ginza Sony Parkとのコラボレーションで開催するこのアート展は、
そういう意味でも大きなチャレンジになると感じている。
世界中から人が集まる銀座の公園に、花の絵で埋め尽くされた空間をつくる。
花見という素晴らしい日本の文化を、自分らしく表現したいと思った。
ここでしか見られない景色が、 銀座を訪れる多くの人の心を動かすことができたなら、本当にうれしい。
そしてその心の動きが今日を生きる小さな元気につながるようなことになれば、
絵描きとしてこれほど幸せなことはない。
本展には、現代美術家として独自の歩みを進めるSHUN SUDOの現在地が示されている。
彼は、その幼少期にほんの少し、絵を描くのが好きだった母の影響もあり、油彩画を嗜んだという。自ら筆を手にして油彩画を描くこともあったが、アーティストとしての成長の過程で世界中をめぐり、ゴッホやセザンヌ、あるいは印象派の画家たちといった西洋近代絵画の巨匠たちから大きなインスピレーションを受けたことが本展の挑戦に大きく影響を与えているようだ。
一方、SUDOはストリート・アートやポップ・カルチャーからも多くの影響を受け、その縦横無尽に画面を走る輪郭線を際立った特徴とする、アクリル絵画の制作のなかで自身のスタイルを確立してきた。だが、自身の表現のさらなる拡張を求め、彼はあえて自らのイメージを創造的に破壊し、かつて幼い頃に学んだおぼろげな記憶を頼りに、油彩画へと挑戦する道を選んだ。それゆえ、本展は、SUDOがアーティストとしての自らのアイデンティティを確立する時期に蓄積したアクリル絵画の豊かな経験が、新しい気持ちで始めた油彩画のなかで開花する、新しい段階を示している。
よく知られるように、SUDOのアクリル絵画において、ポップでポジティブなメッセージにあふれた「ボタン・フラワー」のモチーフは、すでに彼のシグニチャーとなっている。本展では、その中心的モチーフは継承しつつも、SUDOの新しい展開である油彩画の数々が披露される。SUDOは本格的に油彩画の制作に着手してまだ数年に満たないが、それでも独自のセンスによって急ピッチで自身のスタイルを作り上げつつある。その証拠に、彼のアクリル絵画を特徴づけていた、くっきりとした自由闊達な描線は、ぼんやりとした不明瞭な輪郭として混じり合い、それが SUDOの油彩画に深みと奥行き、そしてさらなる表現の幅とバリエーションを与えている。
本展における SUDOの絵画の抽象度は、いずれの作品も完成度とクオリティを高く保ちながらも、さまざまに変化している。ここには、SUDOがいまだアクリル絵画と油彩画という異なる経験の融合と衝突がもたらす実験の渦中にあることを示唆し、しかし同時に、彼が — それこそ幼い頃に戻ったように — そうした油彩画の実験を心から楽しんでいることも想起させる。本展が、SHUN SUDOの現代美術家としての道のりのなかで、非常に重要な位置にあることは、こうしたことから明らかであろう。
会期 : 2026年 3月7日 – 3月29日
会場 : Ginza Sony Park











2024年はひさしぶりに世界を旅する1年になった。インド、アメリカ、イタリア、フランス、イギリス、スペイン……。
各地で感じるのは、日本とは異なる光と影、そしてそれぞれの土地に吹く、それぞれの風。「Zephyr」は、そんないろいろな場所で感じた心地よい風をイメージしながら描いた。
銀座は子どもころ、よく通った街だ。ソニービルの前を通るたび、そこにあった花壇と咲き誇る花々を眺めていた。
今回、いつも描いている“BUTTON FLOWER”をズームアップして描こうと思ったのは、そんな子どものころの目線を思い出したからかもしれない。これらの絵を見て、そこに吹く風を感じてもらえたなら、うれしく思う。
18枚の小さな作品は、スペインのグエル公園で見たモザイクタイルに触発されて描いた。小さなタイルが集合体になったときの迫力と美しさ、そしてそれを眺める楽しさ。僕の創作意欲に刺激を与えてくれたアントニ・ガウディに敬意を表したい。
会期 : 2024年 11月19日 – 12月1日
会場 : Ginza Sony Park











2024年はひさしぶりに世界を旅する1年になった。インド、アメリカ、イタリア、フランス、イギリス、スペイン……。
各地で感じるのは、日本とは異なる光と影、そしてそれぞれの土地に吹く、それぞれの風。「Zephyr」は、そんないろいろな場所で感じた心地よい風をイメージしながら描いた。
銀座は子どもころ、よく通った街だ。ソニービルの前を通るたび、そこにあった花壇と咲き誇る花々を眺めていた。
今回、いつも描いている“BUTTON FLOWER”をズームアップして描こうと思ったのは、そんな子どものころの目線を思い出したからかもしれない。これらの絵を見て、そこに吹く風を感じてもらえたなら、うれしく思う。
18枚の小さな作品は、スペインのグエル公園で見たモザイクタイルに触発されて描いた。小さなタイルが集合体になったときの迫力と美しさ、そしてそれを眺める楽しさ。僕の創作意欲に刺激を与えてくれたアントニ・ガウディに敬意を表したい。
会期 : 2024年 11月19日 – 12月1日
会場 : Ginza Sony Park











歴史の勉強は好きではなかった。過去の出来事より、今や未来にしか興味を持てなかった。日本という国が特段好きだと思うこともなかった。自分が生まれ育った国よりも、海の向こうの見知らぬ国に憧れを感じ、長い時間をかけてあちらこちらを旅した。
ところが、旅をすればするほど日本の素晴らしさを感じ、歴史や伝統に思いをはせるようになった。もしかしたら、僕がなにげなく目にしていた景色や当たり前のように思っていた季節のうつろいは、日本ならではのもの、長い時間が作り上げてきたものなのだと、自由に旅ができるおとなになってようやく気がついた。
両足院の縁側から丁寧に手入れされた庭を眺めたとき、これこそが日本の美だと思った。雲が動くたび、風が吹くたび、表情が変わる。木々や岩や水は、何百年もの間、少しずつ形を変え、色を変えながら、この美しい景色を作り上げてきたのだ。目に見えるすべてが一瞬であり、同時に永遠に思えた。
畏れと誇りを感じながら、僕は作品づくりをはじめた。今まで絵を描きながら自分が日本人だと感じたことはない。むしろそんなナショナリズムと無縁の人間だと思ってきた。でも今回、絵と向き合うたびに自分のなかの日本人が目覚め、筆を走らせた。両足院の景色と歴史がそうさせてくれたような気がする。自分ひとりでは決してたどり着けないところに連れていかれ、自分ひとりでは描けない絵を描けた。この絵を通して、両足院に、京都に、そして僕を育ててくれた日本に、感謝の気持ちを伝えたい。
会期 : 2023年 11月23日 – 12月7日
会場 : 京都 両足院









歴史の勉強は好きではなかった。過去の出来事より、今や未来にしか興味を持てなかった。日本という国が特段好きだと思うこともなかった。自分が生まれ育った国よりも、海の向こうの見知らぬ国に憧れを感じ、長い時間をかけてあちらこちらを旅した。
ところが、旅をすればするほど日本の素晴らしさを感じ、歴史や伝統に思いをはせるようになった。もしかしたら、僕がなにげなく目にしていた景色や当たり前のように思っていた季節のうつろいは、日本ならではのもの、長い時間が作り上げてきたものなのだと、自由に旅ができるおとなになってようやく気がついた。
両足院の縁側から丁寧に手入れされた庭を眺めたとき、これこそが日本の美だと思った。雲が動くたび、風が吹くたび、表情が変わる。木々や岩や水は、何百年もの間、少しずつ形を変え、色を変えながら、この美しい景色を作り上げてきたのだ。目に見えるすべてが一瞬であり、同時に永遠に思えた。
畏れと誇りを感じながら、僕は作品づくりをはじめた。今まで絵を描きながら自分が日本人だと感じたことはない。むしろそんなナショナリズムと無縁の人間だと思ってきた。でも今回、絵と向き合うたびに自分のなかの日本人が目覚め、筆を走らせた。両足院の景色と歴史がそうさせてくれたような気がする。自分ひとりでは決してたどり着けないところに連れていかれ、自分ひとりでは描けない絵を描けた。この絵を通して、両足院に、京都に、そして僕を育ててくれた日本に、感謝の気持ちを伝えたい。
会期 : 2023年 11月23日 – 12月7日
会場 : 京都 両足院









アートは無邪気に、ときに思いがけない方法で僕を楽しませてくれる。
教科書の偉人の写真に落書きをしたり、ノートの端っこに誰かの似顔絵を描いてみたり、そんな子どものころのままの気持ちで絵を描き続けてきた。教科書やノートは、キャンバスに変わったが、絵を描くときの楽しさは、いまも変わらない。絵を描いているとき、僕の心は時空を超えて自由に飛び回る。そして手は心の動きを追いかけ、絵の具をつかってキャンバスに軌跡を残す。そうやって1枚の絵が完成したとき、なんともいえない幸福を感じる。
そんな僕に、いろんな仲間がいろんなアイデアやチャレンジやチャンスを持ち寄ってくれるようになった。大きな壁やスニーカー、クルマや服、クッキーの缶、クマの形のフィギュア…… いろんなものに絵を描いてみないかと、彼らは声をかけてくれた。大きかったり、小さかったり、曲面だったり、球面だったり。最初は困難に思えたことでも、やってみるとキャンバスに向かっているのと同じように、心も、手も動いてくれた。そうやって描いた絵をアートと呼ばせてもらうなら、アートってやっぱりすごいと思った。その楽しさはどこまでも無限で、もしかしたら僕が思っている以上の可能性を秘めているのかもしれない。
楽しさのその先に、僕はいま向かっているのだと思う。このART LANDは、その未来を、可能性を知るための展覧会だ。そしてこのART LANDを通して、いっしょにアートの旅をしてくれる仲間が少しでも増えてくれたらうれしいし、僕はもっと自由になれる気がする。
会期 : 2023年 1月12日 – 1月24日
会場 : スパイラルガーデン









アートは無邪気に、ときに思いがけない方法で僕を楽しませてくれる。
教科書の偉人の写真に落書きをしたり、ノートの端っこに誰かの似顔絵を描いてみたり、そんな子どものころのままの気持ちで絵を描き続けてきた。教科書やノートは、キャンバスに変わったが、絵を描くときの楽しさは、いまも変わらない。絵を描いているとき、僕の心は時空を超えて自由に飛び回る。そして手は心の動きを追いかけ、絵の具をつかってキャンバスに軌跡を残す。そうやって1枚の絵が完成したとき、なんともいえない幸福を感じる。
そんな僕に、いろんな仲間がいろんなアイデアやチャレンジやチャンスを持ち寄ってくれるようになった。大きな壁やスニーカー、クルマや服、クッキーの缶、クマの形のフィギュア…… いろんなものに絵を描いてみないかと、彼らは声をかけてくれた。大きかったり、小さかったり、曲面だったり、球面だったり。最初は困難に思えたことでも、やってみるとキャンバスに向かっているのと同じように、心も、手も動いてくれた。そうやって描いた絵をアートと呼ばせてもらうなら、アートってやっぱりすごいと思った。その楽しさはどこまでも無限で、もしかしたら僕が思っている以上の可能性を秘めているのかもしれない。
楽しさのその先に、僕はいま向かっているのだと思う。このART LANDは、その未来を、可能性を知るための展覧会だ。そしてこのART LANDを通して、いっしょにアートの旅をしてくれる仲間が少しでも増えてくれたらうれしいし、僕はもっと自由になれる気がする。
会期 : 2023年 1月12日 – 1月24日
会場 : スパイラルガーデン








“Button Flower Blossoms Collection”, 2024
CHRISTIAN LOUBOUTIN × SHUN SUDO
T-Shirt Design by SHUN SUDO, 2023
24HOUR TELEVISION
SPRING & SUMMER COLLECTION, 2023
tao × SHUN SUDO
Art Car Project “Taycan Soul Canvas”, 2022
Porsche × SHUN SUDO
February 6, 2026
このたび画家SHUN SUDOはGinza Sony Parkとコラボレーションし、展覧会「ART IN THE PARK: SHUN SUDO “HANA-MI”」を開催致します。SHUN SUDOは2015年、NYでの個展開催以来、自分の絵を見た人がエネルギーをもらえるような、ポジティブな気持ちになれるような作品を描きたいと、数多くのポップで鮮やかな作品を描いてきました。会場に訪れた人が笑顔になったり、時には涙を流したり、そんな光景は彼自身の描く力となり、活動を支えてきました。そして彼が生み出した作品は観覧者にとどまらず、国内外のアーティスト、企業、ブランドなど様々な「つながり」をつくっていったのです。
2025年に作家活動10年の節目を迎え、自分が生まれた日本の地で、花をテーマにした展覧会を開催したい。どこで開催するのがSHUN SUDOらしいのか。彼がパートナーとしてあげたのは、これまでも彼の作品をつうじてメッセージを発信してきたGinza Sony Parkでした。Ginza Sony Parkのコンセプトは、アクティビティと余白で、人と街、人と人をつなぐ。それはSHUN SUDOがアート作品で目指していることの一つでもありました。
3月、日本は桜が咲き誇り、卒業、入学など人々の心が動くお花見の時期。この展覧会は銀座の真ん中の公園で、アートをとおして、花見という日本の文化を世界に発信するプロジェクトです。

僕が描いたのは、さまざまな花のある景色だ。
世界中で見た景色と、そのなかで咲き誇っていた花々。
なにげない一瞬はもう二度とは帰ってくることはない。
僕の頭のなかに刻まれた一瞬を、僕の絵で永遠の景色に変える。
2025年のオープン前から、Ginza Sony Parkとはさまざまな取り組みを行ってきた。
そのたびに感じていたのは、この場所への共感だ。
アクティビティと余白で、人と街、人と人をつなぐ。
それは僕が自身のアートで目指していることのひとつだからだ。
今回Ginza Sony Parkとのコラボレーションで開催するこのアート展は、
そういう意味でも大きなチャレンジになると感じている。
世界中から人が集まる銀座の公園に、花の絵で埋め尽くされた空間をつくる。
花見という素晴らしい日本の文化を、自分らしく表現したいと思った。
ここでしか見られない景色が、 銀座を訪れる多くの人の心を動かすことができたなら、本当にうれしい。
そしてその心の動きが今日を生きる小さな元気につながるようなことになれば、
絵描きとしてこれほど幸せなことはない。
SHUN SUDO


彼を象徴するアイコン、花の中心に4つの小さな穴を描いた“BUTTON FLOWER(ボタンフラワー)”は「二つの生地をつなげるボタンのように人と人の心もつなげたい」という思いが込められています。
2015年、NYで開催した初の個展「PAINT OVER」以降、鮮やかなアクリル絵の具で描き続けてきたこの花は、多くの人に愛され、SONY、Porscheといったグローバル企業とのコラボレーション、24時間テレビ(日本テレビ/2023年)でのチャリティーTシャツのデザイン起用、フランスのメゾンブランドCHRISTIAN LOUBOUTINとのコラボレーションによるBUTTON FLOWER BLOSSOMSカプセルコレクションの世界発売など表現活動の場を広げてきました。
本展覧会の会場3階、4階では2024年から取り組んでいる油絵の新作35点以上を中心に、GrandPalaisRmn(グラン・パレRmn)芸術工房にて制作したスカルプチャー作品も発表いたします。また、地下2階では新作のシルクスクリーンや花々のアートでデザインされたトートバック、新作BE@RBRICK(ベアブリック)の先行発売など、会場限定のオリジナルグッズも販売いたします。また地下3階にある洋食をベースにしたカジュアルダイニング“1/2(Nibun no Ichi)”では、花をテーマにした特別なコラボメニューも期間限定で提供頂きます。
なぜ、彼の作品が多くの人々、世界的なブランドや企業を魅了するのか。ぜひ会場で、その目で作品に触れ、感じて頂けたら大変嬉しく思います。Ginza Sony ParkとSHUN SUDOの展覧会「HANA-MI」を存分にお楽しみください。
会期 : 2026年 3月7日 – 3月29日
会場 : Ginza Sony Park (B3,B2,3F,4F) | 東京都中央区銀座5-3-1
時間 : 11:00 – 19:00(最終日は17:00まで)
入場料 : 無料

February 6, 2026
このたび画家SHUN SUDOはGinza Sony Parkとコラボレーションし、展覧会「ART IN THE PARK: SHUN SUDO “HANA-MI”」を開催致します。SHUN SUDOは2015年、NYでの個展開催以来、自分の絵を見た人がエネルギーをもらえるような、ポジティブな気持ちになれるような作品を描きたいと、数多くのポップで鮮やかな作品を描いてきました。会場に訪れた人が笑顔になったり、時には涙を流したり、そんな光景は彼自身の描く力となり、活動を支えてきました。そして彼が生み出した作品は観覧者にとどまらず、国内外のアーティスト、企業、ブランドなど様々な「つながり」をつくっていったのです。
2025年に作家活動10年の節目を迎え、自分が生まれた日本の地で、花をテーマにした展覧会を開催したい。どこで開催するのがSHUN SUDOらしいのか。彼がパートナーとしてあげたのは、これまでも彼の作品をつうじてメッセージを発信してきたGinza Sony Parkでした。Ginza Sony Parkのコンセプトは、アクティビティと余白で、人と街、人と人をつなぐ。それはSHUN SUDOがアート作品で目指していることの一つでもありました。
3月、日本は桜が咲き誇り、卒業、入学など人々の心が動くお花見の時期。この展覧会は銀座の真ん中の公園で、アートをとおして、花見という日本の文化を世界に発信するプロジェクトです。

僕が描いたのは、さまざまな花のある景色だ。
世界中で見た景色と、そのなかで咲き誇っていた花々。
なにげない一瞬はもう二度とは帰ってくることはない。
僕の頭のなかに刻まれた一瞬を、僕の絵で永遠の景色に変える。
2025年のオープン前から、Ginza Sony Parkとはさまざまな取り組みを行ってきた。
そのたびに感じていたのは、この場所への共感だ。
アクティビティと余白で、人と街、人と人をつなぐ。
それは僕が自身のアートで目指していることのひとつだからだ。
今回Ginza Sony Parkとのコラボレーションで開催するこのアート展は、
そういう意味でも大きなチャレンジになると感じている。
世界中から人が集まる銀座の公園に、花の絵で埋め尽くされた空間をつくる。
花見という素晴らしい日本の文化を、自分らしく表現したいと思った。
ここでしか見られない景色が、 銀座を訪れる多くの人の心を動かすことができたなら、本当にうれしい。
そしてその心の動きが今日を生きる小さな元気につながるようなことになれば、
絵描きとしてこれほど幸せなことはない。
SHUN SUDO


彼を象徴するアイコン、花の中心に4つの小さな穴を描いた“BUTTON FLOWER(ボタンフラワー)”は「二つの生地をつなげるボタンのように人と人の心もつなげたい」という思いが込められています。
2015年、NYで開催した初の個展「PAINT OVER」以降、鮮やかなアクリル絵の具で描き続けてきたこの花は、多くの人に愛され、SONY、Porscheといったグローバル企業とのコラボレーション、24時間テレビ(日本テレビ/2023年)でのチャリティーTシャツのデザイン起用、フランスのメゾンブランドCHRISTIAN LOUBOUTINとのコラボレーションによるBUTTON FLOWER BLOSSOMSカプセルコレクションの世界発売など表現活動の場を広げてきました。
本展覧会の会場3階、4階では2024年から取り組んでいる油絵の新作35点以上を中心に、GrandPalaisRmn(グラン・パレRmn)芸術工房にて制作したスカルプチャー作品も発表いたします。また、地下2階では新作のシルクスクリーンや花々のアートでデザインされたトートバック、新作BE@RBRICK(ベアブリック)の先行発売など、会場限定のオリジナルグッズも販売いたします。また地下3階にある洋食をベースにしたカジュアルダイニング“1/2(Nibun no Ichi)”では、花をテーマにした特別なコラボメニューも期間限定で提供頂きます。
なぜ、彼の作品が多くの人々、世界的なブランドや企業を魅了するのか。ぜひ会場で、その目で作品に触れ、感じて頂けたら大変嬉しく思います。Ginza Sony ParkとSHUN SUDOの展覧会「HANA-MI」を存分にお楽しみください。
会期 : 2026年 3月7日 – 3月29日
会場 : Ginza Sony Park (B3,B2,3F,4F) | 東京都中央区銀座5-3-1
時間 : 11:00 – 19:00(最終日は17:00まで)
入場料 : 無料

March 3, 2024
この度、アーティストSHUN SUDOは、フランスのメゾンブランドChristian Louboutinとコラボレーションし、カプセルコレクション「BUTTON FLOWER BLOSSOMS」を発表する運びとなりました。 デザイナーと画家の感性の共感から生まれた同コレクションは、3月13日より東京、パリ、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルス他、各国にて世界同時発売されます。

今回のクリエイティブなコラボレーションの中心にあるのは、SHUN SUDOにより 創造されたモダンで活き活きとした 花のプリントです。彼のシグネチャ ーであるButton Flowerの再解釈と鮮烈なポップアートのカラーで表現されたクリスチャンルブタンのロゴ、このデザインによりCHRISTIAN LOUBOUTINの最も知られているスタイルが新鮮に、そして現代的かつアイコニックに、輝やかしいクリエイティビティとモダニズムのコラボレーションを反映しています。


花の持つ癒しの力と、生地と生地をつなげる洋服のボタンを組み合わせ、世界をつなげるというメタファーを持つSHUN SUDOが創り出したボタンフラワーは、平和の象徴であり、彼の作品の中でも最も認知度の高いシンボルの一つです。このアイコニックな花はSHUN SUDOのキャラクターとCHRISTIAN LOUBOUTINのDNAを共鳴させ、CHRISTIAN LOUBOUTINのディテールへのこだわりを体現しつつ、ポップアートと現代的スタイルという、このカプセルコレクションの2つの主要な柱を表現しているのです。


メゾンの象徴的なKATE100mmパンプスとADOLONハイトップスニーカーは、SHUN SUDOによって一つ一つ手描きされ、唯一無二のオリジナルエディションとして再解釈されました。これらは、現代アートとハイファッションの美しく創造的な融合を体現し、このコラボレーションの製品を唯一無二で正統なものへと昇華させています。これらは選ばれたフラッグシップ店舗で、限られた数量のみの展開となります。


【 マイアミ 】
会期 : 2024年 3月16日
会場 : Christian Louboutin Miami Design District Flagship 155 NE 40th StreetMiami, Florida 33137
時間 : 16:00 – 19:00
【 ビバリーヒルズ 】
会期 : 2024年 3月18日
会場 : Christian Louboutin Rodeo Drive Flagship 477 N Rodeo DriveBeverly Hills, California 90210
時間 : 16:00 – 18:00
【 ハワイ 】
会期 : 2024年 3月20日
会場 : Christian LouboutinInternational Marketplace 2330 Kalākaua Avenue, Suite 108Honolulu, Hawaii 96815
時間 : 18:00 – 20:00
March 3, 2024
この度、アーティストSHUN SUDOは、フランスのメゾンブランドChristian Louboutinとコラボレーションし、カプセルコレクション「BUTTON FLOWER BLOSSOMS」を発表する運びとなりました。 デザイナーと画家の感性の共感から生まれた同コレクションは、3月13日より東京、パリ、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルス他、各国にて世界同時発売されます。

今回のクリエイティブなコラボレーションの中心にあるのは、SHUN SUDOにより 創造されたモダンで活き活きとした 花のプリントです。彼のシグネチャ ーであるButton Flowerの再解釈と鮮烈なポップアートのカラーで表現されたクリスチャンルブタンのロゴ、このデザインによりCHRISTIAN LOUBOUTINの最も知られているスタイルが新鮮に、そして現代的かつアイコニックに、輝やかしいクリエイティビティとモダニズムのコラボレーションを反映しています。


花の持つ癒しの力と、生地と生地をつなげる洋服のボタンを組み合わせ、世界をつなげるというメタファーを持つSHUN SUDOが創り出したボタンフラワーは、平和の象徴であり、彼の作品の中でも最も認知度の高いシンボルの一つです。このアイコニックな花はSHUN SUDOのキャラクターとCHRISTIAN LOUBOUTINのDNAを共鳴させ、CHRISTIAN LOUBOUTINのディテールへのこだわりを体現しつつ、ポップアートと現代的スタイルという、このカプセルコレクションの2つの主要な柱を表現しているのです。


メゾンの象徴的なKATE100mmパンプスとADOLONハイトップスニーカーは、SHUN SUDOによって一つ一つ手描きされ、唯一無二のオリジナルエディションとして再解釈されました。これらは、現代アートとハイファッションの美しく創造的な融合を体現し、このコラボレーションの製品を唯一無二で正統なものへと昇華させています。これらは選ばれたフラッグシップ店舗で、限られた数量のみの展開となります。


【 マイアミ 】
会期 : 2024年 3月16日
会場 : Christian Louboutin Miami Design District Flagship 155 NE 40th StreetMiami, Florida 33137
時間 : 16:00 – 19:00
【 ビバリーヒルズ 】
会期 : 2024年 3月18日
会場 : Christian Louboutin Rodeo Drive Flagship 477 N Rodeo DriveBeverly Hills, California 90210
時間 : 16:00 – 18:00
【 ハワイ 】
会期 : 2024年 3月20日
会場 : Christian LouboutinInternational Marketplace 2330 Kalākaua Avenue, Suite 108Honolulu, Hawaii 96815
時間 : 18:00 – 20:00
November 14, 2023
このたび、アーティストの SHUN SUDO は、京都・祇園の禅寺、両足院にて、特別展示『MOMENTARY』を開催するこ ととなりました。 本年度の24時間テレビ(日本テレビ)のチャリティーTシャツのデザインや、東京オリンピック2020のスケートボード会場で手掛けたアートウォールが話題になるなど、これまでボーダーレス、タイムレスな作品を発表してきた SHUN SUDO。 自らのアイデンティティである「日本」、そして京都や両足院の長い「歴史」と向き合った結果、ダイナミックな作品ができあがりました。 現在、世界中を跳び回り、多くのメディアから注目を集める SHUN SUDOは、両足院の美しい庭園、そこに流れる静謐な時間に刺激を受け、今回の屏風絵をはじめとする作品制作にとりかかることとなりました。 留めることで布と布とをつなぐ「ボタン」と、平和的なシンボルでもある「花」という日常のありふれたモチーフをドッキングさせ、人や世界を”つなげる”というポジティブな意味合いを持つアイコニックなモチーフ「ボタンフラワー」が大胆に配された屏風作品『ETERNAL MOMENT』他、SHUN SUDOの新たな挑戦となる作品をぜひ両足院にて、その景色、空気とともにご体感ください。

両足院の縁側から丁寧に手入れされた庭を眺めたとき、これこそが日本の美、日本の自然だと思いました。目に見えるす べてが一瞬であり、同時に永遠に思える。今まで絵を描きながら自分が日本人であることを意識したことはありません。 でも今回、絵と向き合うたびに自分のなかの日本人が目覚め、筆が走りました。両足院の景色と歴史がそうさせてくれた のだと思います。この絵を通して、両足院に、京都に、そして僕を育ててくれた日本に、感謝の気持ちを伝えたいです。
SHUN SUDO
会期 : 2023年 11月23日 – 12月7日
会場 : 京都 両足院 | 京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591 | https://ryosokuin.com
時間 : 11:00 – 16:30
拝観料 : 1,000円(現金のみ)
展示作品 : 屏風絵「ETERNAL MOMENT」他 全5点(金箔キャンバス絵、スカルプチャー等)
特別販売 : SHUN SUDO デザイン扇子 4,950円(税込)
【 両足院 】
京都祇園の禅寺建仁寺の塔頭寺院。境内には美しい庭園があり、四季折々の風景が楽しめる。特に初夏の半夏生の時期に は多くの拝観客が訪れる。現代アートを中心に領域の壁を超え、伝統と繋ぐ試みや従来の方法にとらわれない瞑想など 「智慧と慈悲」の探求を続けている。


November 14, 2023
このたび、アーティストの SHUN SUDO は、京都・祇園の禅寺、両足院にて、特別展示『MOMENTARY』を開催するこ ととなりました。 本年度の24時間テレビ(日本テレビ)のチャリティーTシャツのデザインや、東京オリンピック2020のスケートボード会場で手掛けたアートウォールが話題になるなど、これまでボーダーレス、タイムレスな作品を発表してきた SHUN SUDO。 自らのアイデンティティである「日本」、そして京都や両足院の長い「歴史」と向き合った結果、ダイナミックな作品ができあがりました。 現在、世界中を跳び回り、多くのメディアから注目を集める SHUN SUDOは、両足院の美しい庭園、そこに流れる静謐な時間に刺激を受け、今回の屏風絵をはじめとする作品制作にとりかかることとなりました。 留めることで布と布とをつなぐ「ボタン」と、平和的なシンボルでもある「花」という日常のありふれたモチーフをドッキングさせ、人や世界を”つなげる”というポジティブな意味合いを持つアイコニックなモチーフ「ボタンフラワー」が大胆に配された屏風作品『ETERNAL MOMENT』他、SHUN SUDOの新たな挑戦となる作品をぜひ両足院にて、その景色、空気とともにご体感ください。

両足院の縁側から丁寧に手入れされた庭を眺めたとき、これこそが日本の美、日本の自然だと思いました。目に見えるす べてが一瞬であり、同時に永遠に思える。今まで絵を描きながら自分が日本人であることを意識したことはありません。 でも今回、絵と向き合うたびに自分のなかの日本人が目覚め、筆が走りました。両足院の景色と歴史がそうさせてくれた のだと思います。この絵を通して、両足院に、京都に、そして僕を育ててくれた日本に、感謝の気持ちを伝えたいです。
SHUN SUDO
会期 : 2023年 11月23日 – 12月7日
会場 : 京都 両足院 | 京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591 | https://ryosokuin.com
時間 : 11:00 – 16:30
拝観料 : 1,000円(現金のみ)
展示作品 : 屏風絵「ETERNAL MOMENT」他 全5点(金箔キャンバス絵、スカルプチャー等)
特別販売 : SHUN SUDO デザイン扇子 4,950円(税込)
【 両足院 】
京都祇園の禅寺建仁寺の塔頭寺院。境内には美しい庭園があり、四季折々の風景が楽しめる。特に初夏の半夏生の時期に は多くの拝観客が訪れる。現代アートを中心に領域の壁を超え、伝統と繋ぐ試みや従来の方法にとらわれない瞑想など 「智慧と慈悲」の探求を続けている。


1977年東京生まれのSHUN SUDOは、生と死、美しさと暴力、分断とつながりといった、人間存在に内在する複雑な境界を探求する現代美術家である。
SUDOは、戦後日本社会によって形づくられた都市·東京で育った。高度経済成長がもたらした豊かさやポップカルチャーの発展の一方で、その社会には言葉では説明しきれない閉塞感や見えない不均衡、そして漠然とした緊張感が存在していた。音楽、漫画、グラフィティ、スケートボード、ポップカルチャーに囲まれた環境の中で育ったSUDOは、その表面的なエネルギーや華やかさだけでなく、その奥に潜む孤独や葛藤、人間社会が抱える矛盾にも自然と目を向けるようになった。
幼少期から絵を描くことに強い情熱を抱き、日々スケッチを描き続けていた。また小学生時代には歌舞伎の舞台にも立ち、日本独自の身体表現や色彩感覚、舞台芸術が持つ濃密な空気に触れている。美術大学などでの正規教育を選ぶことなく、自らの表現を独学で追求し続けたSUDOは、20代でアメリカへ渡り、その後も世界各地を旅しながら多様な文化や価値観、人々との出会いを重ねていった。そうした経験の積み重ねの中で、現在の独自の表現世界が形づくられていったのである。
旅の中で彼は、人と人との温かなつながりを経験する一方、人種差別や暴力、対立、分断といった現実にも直面した。こうした相反する経験は、「なぜ人は互いを理解することが難しいのか」、そして「なぜそれでも人はつながりを求め続けるのか」という問いへと彼を導いた。この問いは、現在に至るまで一貫して彼の創作の根底に存在している。
SUDOにとって絵画とは、言葉だけでは捉えきれない感情と向き合うための行為である。痛み、不安、孤独、怒り、そして希望。そうした感情は色彩や線、形へと変換され、キャンバスの上に現れる。絵を描くという行為を通じて、彼は他者とのつながりの可能性を探り続けている。
彼の作品には、感情のエネルギーが直接刻み込まれたかのような力強く即興的な線が見て取れる。一方で、その画面には幾重にも重ねられた絵具や素材の痕跡が蓄積されている。描き、削り、重ね、そして再び描くという反復の中で、時間や記憶、身体感覚の痕跡が作品の内部に刻み込まれていく。その重なりは、人間の感情や都市、歴史そのものにも通じる複雑さを内包している。
SUDOは色彩を通して、人間の内面に共存する相反する感情を表現しようとしている。なかでも作品に繰り返し現れる赤は、彼にとって特別な意味を持つ色である。それは血や暴力を想起させる一方で、生命力や情熱、さらには絶望の中に存在する希望をも象徴している。
SUDOの創作の中心には、「BUTTON FLOWER」という象徴的なモチーフがある。花は生命や儚さ、癒し、そして再生を象徴する。一方、ボタンは本来、離れたもの同士を結びつけるために人間が生み出した道具である。この二つの異なる要素を組み合わせることで生まれたBUTTON FLOWERは、人と人、国と国、文化と文化をつなぎたいという願いを表すと同時に、つながりを求めながらも分断を生み出してしまう人間社会そのものを映し出している。それは理想化された平和の象徴ではない。むしろ現代社会に対して静かに投げかけられた問いとして存在している。
彼の作品には、今にも崩れそうでありながら不思議な均衡を保っているような独特の緊張感がある。偶然や直感、無意識の判断を大切にすることで、理性や計算だけでは到達できない表現が生み出される。SUDOはその不安定さの中に、人間という存在の本質的な姿を見出している。
旅の中で出会った都市や建築、標識、音楽、風景、人々、そして記憶の断片は、繰り返し作品の中に現れる。しかしそれらは単なる記録として描かれているのではない。むしろ感情の痕跡として画面の中に堆積し、新たな風景を形づくっていく。そしてその複雑な世界の中で、BUTTON FLOWERは何度も姿を現し続ける。
SUDOにとって絵画は、単なる視覚表現ではない。それは人間が感情を共有し、互いへと手を伸ばそうとする行為そのものである。彼の作品は固定された答えや単純な希望を提示するものではない。むしろ孤独や矛盾、分断を抱えながらも、それでもなお誰かを理解しようとし、つながりを求め続ける人間の姿を描いている。
BUTTON FLOWERは、その願いの象徴である。国境や文化、歴史を越えながら、世界のどこかで咲き続ける花なのである。
僕が描いたのは、さまざまな花のある景色だ。
世界中で見た景色と、そのなかで咲き誇っていた花々。
なにげない一瞬はもう二度とは帰ってくることはない。
僕の頭のなかに刻まれた一瞬を、僕の絵で永遠の景色に変える。
2025年のオープン前から、Ginza Sony Parkとはさまざまな取り組みを行ってきた。
そのたびに感じていたのは、この場所への共感だ。
アクティビティと余白で、人と街、人と人をつなぐ。
それは僕が自身のアートで目指していることのひとつだからだ。
今回Ginza Sony Parkとのコラボレーションで開催するこのアート展は、
そういう意味でも大きなチャレンジになると感じている。
世界中から人が集まる銀座の公園に、花の絵で埋め尽くされた空間をつくる。
花見という素晴らしい日本の文化を、自分らしく表現したいと思った。
ここでしか見られない景色が、 銀座を訪れる多くの人の心を動かすことができたなら、本当にうれしい。
そしてその心の動きが今日を生きる小さな元気につながるようなことになれば、
絵描きとしてこれほど幸せなことはない。
SHUN SUDO